世界中で新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、2020年3月31日現在、フィリピン留学の語学学校は政府の指令によって一時休校となっています。
そこで気になるのが留学の申し込みをしていた場合の、学校の返金対応です。
こちらのページでは、フィリピン政府の指令による「日本人に対する入国後14日間の隔離措置」および、語学学校一斉休校により留学ができなくなってしまったお客様に対して、全額返金の対応をしている語学学校をリストにまとめました。
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一時休校措置にいたるまでの経緯について
フィリピンでは、コロナウイルス(COVID 19)の感染を未然に防ぐため、早い段階から中国人等の入国制限を実施するなどして、3月上旬までは国内でコロナウイルスの感染が確認された人は、ごく少数に抑えられていました。
しかし2020年3月13日、フィリピン国内の感染者が累計で55人になったことから、ドゥテルテ大統領は緊急事態宣言を発令、マニラ首都圏の封鎖及び同地区のすべての学校を4月12日まで休校することが決定されました。
その後、対象範囲が徐々に拡大され、同じ日の夕方以降には、フィリピンの政府期間TESDA(テスダ)よりセブ地域においてもESL(語学学校)を含むすべての学校について休校勧告が出されました。
なお、休校勧告が出された3月13日の時点では、セブ地域でコロナウイルスへの感染者は確認されていませんでした。
現在、フィリピンと日本を結ぶフライトの定期便はすべて欠航となっています。
3月31日現在、コロナウイルスの感染拡大防止のためにセブシティもロックダウン(封鎖)に向かっており、ロックダウンは4月28日まで続く予定とされています。
(※これらの情報は、今後の状況によって変わる可能性があります)
1)「渡航する前」に留学に行けなくなった人に全額返金する学校
それでは、全額返金対応の学校をご紹介します。1つめのケースは、「フィリピンに渡航する前」の場合です。
語学学校の臨時休校および、フィリピン入国後14日間の隔離措置が原因で、強制的に留学をキャンセルせざるを得なくなってしまったお客様に対して、留学費用の全額返金を決定したフィリピンの主要な語学学校は、下記のとおりです。
なお、お客様がコロナウイルスの影響を心配して、まだ渡航・留学ができた時期にご自身の判断で留学をキャンセルされた場合や、すでに留学をスタートされていた場合は対象外となります。
※海外送金手数料は返金時に差し引かれます。また、フライト費用、海外保険料は返金額に含まれません。
☆「渡航前」のキャンセル時に全額返金される学校☆
2)留学中に早期帰国を余儀なくされた人に全額返金する学校
2つめのケースは、フィリピンに渡航して「留学中」だった方が休校の決定によって、留学期間を残して日本に早期帰国された場合についてです。
渡航前のキャンセルは30以上の学校・キャンパスが全額返金を表明しましたが、すでに留学中の場合は、全額返金される学校はごくわずかです。
ご渡航後の生徒様が早期帰国される場合は、学校が独自に定める通常のキャンセル規定が適用されることがほとんどです。
該当する方に対して、残存期間の留学費用の全額返金を表明しているフィリピンの語学学校は下記のとおりです。
※「残存期間」のみが返金対象となります。通常どおりに留学できていた期間については、返金されません。
☆「留学中(渡航後)」のキャンセル時に全額返金される学校☆
学校名 | 学校紹介ページ |
Brilliant Cebu | Brilliant Cebu学校紹介 |
First English Global College | First English Global College学校紹介 |
Howdy | Howdy学校紹介 |
MerRISE English Academy Howdy | MeRISE学校紹介 |
返金の対象となる費用の範囲は?
先ほど「全額返金される学校」をご紹介しましたが、ここで言う「全額」とは入学金+寮費+授業料のことです。
なお、お客様の口座に返金する際の振込手数料や、海外送金手数料は返金額から差し引かれます。
したがって、留学のキャンセルによって無駄になってしまった日本~フィリピンのフライトの費用や、海外旅行保険料などは対象になりません。
☆返金の対象になるもの☆
・入学金
・授業料
・寮費
☆返金の対象にならないもの☆
・フライト代(渡航禁止の場合は、航空会社から返金される場合あり)
・海外留学保険料(返金は各保険会社にお客様ご自身で問い合わせ下さい)
また、留学を途中で切り上げて帰国するためフライトを変更したときの費用も、原則として学校側では負担できません。
今回、フィリピン政府の方針で日本とフィリピンを結ぶフライトも多数欠航になりましたが、国の措置により欠航になった場合に限っては、フィリピン航空などではフライト代が返金されました。
返金以外の選択肢や特別対応について
☆「返金」以外の選択肢の例いろいろ☆
①留学の延期(手数料無料)
②留学の代わりに「オンライン英会話」を提供
③留学の権利を家族などに譲渡できる
④延期を選んだ場合、フライト変更費用の一部を補助するサービス
こちらのページでは「留学前のキャンセル」と「渡航後のキャンセル・早期帰国」に全額返金される学校だけを紹介していますが、入学金以外は全額返金する比較的良心的な学校もいくつかあります。
また、返金以外の選択肢を用意している学校も多数あります。
代表的なものは留学期間の延期を手数料無料で手配するケースで、これはほとんどの学校が対応しています。
また、キャンセルせずに延期を選択された生徒場合は、本来の留学期間に1週間プラスする特典をつける学校もあります。
その場合、延期の期限は1年以内としている学校が多数派ですが、中には2年以内、5年以内まで延期OKという学校もあります。
あるいは通常ではありえないサービスですが、「留学の権利の譲渡」を特別に実施している学校もございます。
まとめ
今回のコロナウイルスの影響は、フィリピン留学界にも大きな影響を及ぼしていますが、各学校とも生徒様に最善の対応ができるよう努めています。
このような緊急時に各学校がどのような対応を取っているのか、ご参考になれば幸いです。
「安全な環境が整ったら、いずれはフィリピン留学に行きたい!」と思っていらっしゃる皆様の期待にお応えできるよう、ファーストイングリッシュは一日も早いコロナウイルスの収束を願いつつ、情報提供を続けてまいります。