フィリピン留学の学校に、ファーストイングリッシュのスタッフが体験留学。
実際に授業を受け、寮に宿泊して学校のリアルな姿をお伝えします!
今回の取材先は、セブ島郊外にあるELSA(エルサ)です。
セブの市街地から遠く離れた「こんなところに学校が?」というロケーションですが、まさに「穴場的な存在」でした。
(取材日:2018年12月7日 金曜日)
インタビューの前に、まずは学校の概要をおさらいしましょう。
Contents
ELSAの概要
ELSA (ELSA INTERNATIONAL LANGUAGE SCHOOL)は、2004年に開校した定員100名の韓国人経営の学校です。
セブ島のコンポステーラ(Compostela)という場所にあり、市街地からは遠く離れた立地です。
敷地が驚くほど広大で、2匹の犬とヤギも飼っている自然あふれる環境が他校にはない魅力。
寮はいわゆる「離れ」のような造りになっていて、ペンションのような雰囲気です。
講師陣も、スキルと人柄の両面において優秀な人が揃っています!
カランメソッドの授業があるのも、特徴の一つです。
取材担当者のご紹介
ファースイングリッシュ留学カウンセラー 澤田 志保(写真左)
福岡オフィス勤務のNPO留学協会認定カウンセラー。
2013年にセブの韓国人経営の語学学校に10ヶ月留学、うち8か月はインターンで学校スタッフを経験。留学カウンセラー歴4年半。フィリピン留学後にTOEICスコア930点を獲得するも、日本での生活で英語を忘れつつある(汗)
お話を伺ったELSAの学校スタッフさん
ELSA マーケティングディレクター 松下 哲さん
オーストラリア在住経験のある松下さんは英語が堪能で、講師の採用面接も担当。
松下さんを超える英語スキルをもっていないと、採用しないのだそうです。
視察当日は日本人生徒さんとお話しさせてもらったり、夜はホタル見物のためお庭を案内してくださったりと、温かなサービス精神に満ちたスタッフさんです。
ELSAまでの行き方
色々な学校を訪問させていただいた中で、無事にたどりつけるか最も心配だったELSA。
しかし、実際に行ってみると意外にスムーズでした。
気合いを入れて早く出発したところ、アポイントメントの時間より1時間も早く着いてしまいました。
学校スタッフの松下さん直伝の、「ELSAまでの行き方」もご紹介します♪
ELSAの場所はどのあたり?
下の画像をご覧ください。(出典:Googleマップ)
ELSAはセブ島にある学校ですが、画像の中央下に見える市街地の「マンダウエ」からかなり離れています。
ELSAのあるコンポステーラという地名も、今回初めて知りました。
合言葉は「エステカ・コンポステーラ」!
それでは、ELSAへの行き方をご紹介いたします。
①セブの市街地からタクシーに乗る時は、「エステカ・コンポステーラ」と伝える。
「エステカ・コンポステーラ」は魔法の言葉で、これでELSAの近くまで行けるのだとか。
②ハイウェイ上のCocot bridge(ココブリッジ)を超えると、すぐに左手にガソリンスタンドがあり、それから大きな文字で「RC」と書かれた看板が見える。
③ガソリンスタンドとRCの間に「EILSI」と書かれた青い看板が見えてきます。これがELSAの入口です!
ガソリンスタンドや看板を見逃してしまったら、どうしよう…などと心配していましたが、この方法で完璧でしたよ!
なお、ELSAに留学する方は、セブに到着した日に空港まで迎えに来てくれます。
どうぞご安心下さいませ。
タクシーで遠くに行くときの注意事項
フィリピンでは、タクシーに乗って行き先として遠い場所を告げると、ドライバーが嫌がることがわりとよくあります。
行き先を告げた時点で断られたり、乗車できた場合でも、ドライバーが離れた場所の地理をあまり知らなかったりという場合もあります。
また、中にはメーターを使おうとしないドライバーもいますので、注意が必要です。
「Grab」のアプリが便利!
メータータクシーの利用が心配な場合は、ここ数年人気が高まっている「Grab Taxi」または「Grab Driver」というサービスが便利です。
「Grab」というアプリをダウンロードして行きたい場所を入力すると、そこまで乗せていってくれるタクシー(または一般ドライバー)が表示される配車サービスです。
Grabでは、車のナンバーやドライバーの顔写真、名前があらかじめ確認できて、運賃も先にわかります。
安全性が高いのでありがたいサービスですが、Grabを利用するためには現地で繋がる電話番号が必要ですし、運賃もやや高めです。
※今回は、CIAの学校スタッフさんがGrabを使ってELSAまでの運転手さんを呼んでくれました。感謝です!
ELSAの授業について
話がそれましたが、とにかく無事にELSAにつきました。
それでは、学校スタッフの松下さんに学習面での特徴について伺います。
授業での発言は、「講師20%、生徒80%」!
(Q=澤田、A=松下さん)
Q)
松下さん、本日はよろしくお願いいたします。
A)
よろしくお願いいたします。
Q)
早速ですが、学校のPRをお願いできますか。
A)
はい。当校は「セミスパルタ」の校風です。
市街地から離れている環境ということもあって、月曜日~木曜日までは外出禁止です。
しかし、セミスパルタと言ってもアットホームな校風なんですよ。
Q)
自然に囲まれたこんな環境なら、適度にリラックスしながら勉強できそうですね。
カリキュラムや学習面では、どんな特徴がありますか。
A)
当校では、CELTA(セルタ)基準の教え方を目指しています。
CELTAは英語を母国語としない人に英語を教えるための資格のうち、国際的に最もよく知られているものです。
CELTAの基準に基づいて、当校では授業中の発話の割合を「講師20%、生徒80%」としており、なるべく生徒さんに多くしゃべっていただくようにしています。
Q) それはいいですね。フィリピン留学は、やはり「アウトプット」の場ですものね。
A)
はい。また、当校では生徒様のリクエストによって科目変更も可能です。
通常は「読む」「書く」「聴く」「話す」の4技能をバランスよく学習するカリキュラムですが、ご要望によってスピーキング中心のカリキュラムにするなどもできますよ。
カランメソッドの授業はグループで
Q)
ELSAさんは、カランメソッドの授業もありますよね。
A)
はい。当校は、セブの学校で最初にカランメソッドの授業を導入しました。
カランメソッドの授業は、すべてグループレッスンです。
カランメソッドの授業をマンツーマンで実施している学校もありますが、グループ授業のほうが「英語の瞬発力」がより鍛えられます。
Q)
それは、どういうことですか。
A)
マンツーマンだと、常に自分に回ってくることがあらかじめ分かりますが、グループ授業の場合は「いつ指名されるか」が予測ができないので、本当の瞬発力が試されます。
Q)
なるほど。急に指名されるドキドキ感というのもありますね。
A)
はい。
なお、カランメソッドの授業はレベル1からレベル12まであるのですが、「レベル1~4」位の生徒様により効果があります。レベル5以上の生徒様は、カランメソッドよりもディスカッションの授業がおすすめです。
「DAIRY LESSON TRACKER」で進捗管理!
A)
こちらの用紙をご覧ください。
「DAILY LESSON TRACKER」と言って、講師は自分が担当している生徒さんについて、毎時間これに記入するようになっています。
これによって、オフィスでは生徒さんが受けている授業の内容や、テキストの何ページ目まで進んでいるかを知ることができます。もちろん、講師によるフィードバックも書いてもらいます。
Q)
きちんと管理されているのですね!
授業への出席状況や、宿題についても欄が設けられていますね。
A)
はい。なお、1枚のプリントに月曜~金曜日までの5日分が収まるようになっています。
各講師が、1人の生徒さんにつき1枚作成しますので、他の講師が書いた分も合わせると、その生徒様が1週間でどんなことを学習したのかの全体像を把握できます。
Q)
先生と学校のオフィスが授業内容を共有してくれていると、生徒さんとしても助かりますね。
ELSAの親子留学について
ELSAのKIDSコースは2種類!
引き続き、学校スタッフの松山さんとのインタビューです。
(Q=澤田、A=松下さん)
Q)
ELSAさんは、親子留学にも力を入れていらっしゃいますね。
お子様向けのコースも2段階に分かれていますし。
A)
はい。
当校のKIDSコースは、満4歳~6歳を対象にした「Kindergarten Program」と 、8歳~14歳が対象の「Junior Program」の2段階に分かれています。
Q)
お子様向けのコースだけで2種類ある学校は、珍しいですよね。
7歳はどちらにも含まれていませんが、7歳のお子様のコースはどうなりますか。
A)
お子様が7歳の場合は、「Kindergarten Program」と「Junior Program」のどちらでもお選びいただけます。
7歳くらいのお子様は、同じ学年でも月齢によって大きな違いがありますから。
Q)
それは柔軟で良いですね!
A)
校内にあるkindergartenをご案内しますよ。
学校の中にKindergarten(幼稚園)が!
Q)
わ~!本当に幼稚園ですね。
A)
はい。今はちょうどスナックタイム(おやつの時間)ですが、他の時間はカリキュラムに沿ってレッスンをしています。
OSMO(オスモ)という知育レッスンが非常におすすめです!大人が受けても楽しめるようなレッスン内容ですよ。
Q)
OSMOのプログラムは初めて聞きました。
kindergartenは、遊具もあって楽しそうですね。
ELSAさんはベビーシッターサービスもありますよね。どのくらいのお子様から預かってくれますか。
A)
1歳未満のお子様で大丈夫ですよ。
これまでの実績では、4ヶ月の赤ちゃんもシッターサービスのご利用実績があります。
ベビーシッターサービスは4週間で1万ペソです。
Q)
地元の学校にお子様を通わせたいというお問い合わせも、時々あります。
A)
当校から車で10分ほどの場所に、モンテッソーリ教育の学校があります。
その学校は幼稚園から高校生まで教えていて、英語だけでなく各教科の授業を受けることもできます。
空き状況にもよりますが、最も短い場合で1週間から受け入れ可能ですよ。
ELSAの寮に滞在しながら、モンテッソーリ教育の学校に通うこともできます。ただし、SSPは別途申請が必要です。
自然あふれる環境がELSAの魅力!
モフモフ好きにはたまりません❤
ELSAはセブの学校で最も広い敷地を誇ります。
敷地の広さは、なんと5ヘクタール!
そして、敷地内には癒し担当のかわいいワンちゃんが2匹もいます❤
写真左は、その名もELSA(エルサ)ちゃん。
とっても人懐っこくて、初対面の私にも完全に心を許してくれているご様子。
写真右はラブラドールのChristmas(クリスマス)ちゃん。日本にいる愛犬としばらくお別れしている方も、この2匹がいれば寂しさを癒してくれそうですね。
ヤギものんびり♪
広~~~い敷地を案内してもらっていると、ヤギが!
ELSAのペットだそうで、いつもこのように放牧されているのだそうです。
ロープで繋がれてはいますが、草も食べ放題でのんびりゆったりしています。
「お庭」の規模がちがいます!
ヤギのいる場所を過ぎてさらに行くと、大きな川(?)が見えます。
さらに歩いて行くと浜辺が見えてきて、大海原を臨むことができました!
自然に囲まれて暮らしたい方には、願ってもいない環境です!
ちなみに、夜はお庭でホタルの姿も見られましたよ。お天気が良ければ星空も美しいそうです。
実際にELSAの授業を受けてみました!
今回、ELSAでは実際に授業も受けました。
授業の内容を詳しくレポートします!
その① 文法クラス(マンツーマン)
それでは、いよいよELSAでの授業のスタートです!
最初のレッスンは「文法」です。
教えてくれたのは、優しい笑顔が印象的なFlorence先生です。
※お断り※
内容が伝わりやすいように日本語交じりで表記しておりますが、実際の授業はすべて英語で行われます。
先生:初めまして。Florenceといいます。よろしくね。
私 :Florence先生こんにちは。私はShihoと言います。どうぞよろしくお願いいたします。
先生:Shihoという名前にはどんな意味があるの?
私 :Shihoという言葉自体には意味がないけれど、一つ一つの漢字には意味があります。
志はwill(こころざし)という意味で、保はkeep(保つ)とかretain(保持する)という意味です。
先生:では、あなたの名前は「志を保つ」という意味なのね。
私 :そうです!
※補足※
今回、色んな学校のいろんな先生に、名前の意味を聞かれました。
フィリピンに留学する際には、自分の名前の由来を英語で説明できるよう準備しておくとよいですよ!
さて、Florence先生の授業は「文法」です。
今日のテーマは「現在進行形」。
I am eating. (平叙文) という基本形の作り方や説明を学んだら、
I am not eating. (否定文)
Am I eating?(疑問文)
などにアレンジします。
生徒様の多くは英語初心者~初級者レベルのため、今日の授業の内容はごく基礎的なものでしたが、Florence先生の文法の説明は、とっても分かりやすい!
それに、『今、日本ではどんなことが起こっているの?』など、時おり文法とは関係のない質問も挟んでくれて、適度に会話も楽しめるので、退屈しません。
一方的に説明を聞くだけで終わらない文法の授業は楽しかったです!
さて、先生の机の上にはJean M. Auel作の『The Plains of Passage』という分厚い本(たぶん小説)が置いてあります。
聞くと、「ボキャブラリーを磨くために本を読んでいるの」とのこと。
「子どもが5人いるから、本を読む時間はなかなか取れない」と言いながらも、こんなに努力している!
勉強熱心で、まじめでシャイで、温かみもあるFlorence先生が大好きになりました。
その② ESP(文章パターン)のグループクラス
次は、「ESP」という科目のグループクラスです。
担当してくれたのは、Anne先生です。
ESPとはEnglish Sentence Patternの略で、その名のとおり、英語のパターンを学ぶ授業です。
具体的には、下記のようなパターンを学びました。
パターン①
It looks like S(主語) + V(動詞)
=talking a quick visual observation. (視覚から得られる情報について話す)
例として、
It looks like it`s raining. (雨が降りそうだ)
It looks like she is happy in the class. (彼女はクラスの中で楽しそうだ)
まずはパターンとその意味、そして例文を示してくれます。
Anne先生は表情がとても豊かで、例文にちなんだ質問も適度に挟みつつ、文法の授業でありながらスピーキングの要素も含んだ授業の進め方です。
パターン②
Let me ~ 「~させてもらう」 例文:Let me open the door for you.
=allow me
=ask permission (許可を得る)
2つ目のパターンは、Let me~のパターンです。同じ意味をもつ他の表現も一緒に学びます。
パターンを教えたら生徒さんを指名して、このパターンを使った例文を作らせます。
実際にオリジナルの文章を作ってみることで、このパターンを正しく理解できているかを、生徒も先生も確認することができます。
そして、クラスメイトの1人が英作文を作る際に、こんな言い回しに出会いました。
offer a seat 「席をゆずる」
こういう場合は、「offer」を使うんですね。知りませんでした!
早速、自分のボキャブラリーに加えたいと思います!
Anne先生はホワイトボードの文字も大きくて、字もとてもきれいで読みやすい!
真面目に授業を進めつつも、雑談も交えて、温かい人柄も感じられました。
その③ マンツーマンスピーキング(文法ミスを見逃さない!)
続いて、3コマ目の授業です。
教室に入ってきた先生を見てびっくり!
私がフィリピンに留学していた5年前にお世話になっていたJESS先生でした。思わぬところで再会。
さて、JESS先生の授業はスピーキングの時間です。
先生はスピーキングのトピックを用意してくれていたと思うのですが、約5年ぶりの再会とあって、今回の授業はほとんどが近況報告などのフリートークになってしまいました…(スミマセン)
しかしJESS先生の授業は、ただのフリートークでは終わりません!
思い出話や近況報告をしていても、私が文法を間違えるとすかさず
” Again?”
と言われ、正しい文法で言い直すことを求められます。
もう絶対に、生徒の文法ミスを見逃しません!
言い直した文が正しければ ”Good!” 、頑張って言い直してもどうしても正しく言えない場合は、正しい文章を教えてくれます。
自然な流れで会話を楽しみつつも、文法や発音の間違いを「必ずその場で訂正する」ことを忘れません。
また、会話の流れでイディオムなども教えてくれます
rip off=ぼったくる
I`ve got ripped off. 私はぼったくられた。
など。また、JESS先生は話すスピードが速いので、リスニングの練習にもなります。
JESS先生の授業を受けるのは久しぶりでしたが、助詞一つ抜けていても見逃さないスタイルは健在でした!
その④ カランメソッド(グループクラス)
最後の授業は、ELSAの名物「カランメソッド」。
カランメソッドはイギリス発祥の英語の習得法で、「日本語を介さずに、スピーディーに英語で受け答えをする」手法です。カランメソッドの授業を受けるのは初めてなので、楽しみです!
ELSAでは、カランメソッドの授業は「グループクラス」で行われます。
グループクラスだと、いつ、自分の番が来るか予測できないので、本当の英語の瞬発力が鍛えられるのだそうです。
グループクラスの生徒は、私を含めて4人です。
今日の最初のキーワードは「Independent」。
まず、先生がIndependent の意味を生徒に問います。そして、ホワイトボードにこう書きます。
independent =stand alone
さあ、ここからがカランの本番。
テキストに書いてある質問を、講師が一人ずつに投げかけます。
カランメソッドの授業では、質問は2回繰り返されます。そして、先生の話すスピードが速い!
先生: Do you think that all the countries of the world ought to be independent?
Do you think that all the countries of the world ought to be independent?
(世界中のすべての国々は、独立しているべきだと思いますか?)
生徒① :Yes, I think that all the countries of the world ought to be be independent.
(はい。世界中のすべての国々は、独立しているべきだと思います。)
先生: Why?
生徒が答えるときは、必ず「フルセンテンス」で答える必要があります。
答えとなるセンテンスは YesバージョンもNoバージョンも、テキストにフルセンテンスが書いてあるので、長くて覚えきれない場合はテキストを見ながら言ってもOKです。
そして、答えると理由を聞かれます(笑)
このようにして、スピーディーに質疑応答をしつつも、そのあとは自分の意見も求められます。
グループクラスなので、それぞれの生徒の意見がきけるのが面白いところ。
次のテーマは「origin」
先ほどと同じように、先生がorigin って何? と生徒に問いかけて、生徒からいくつかの答えを引き出したうえで次のようにoriginの定義を書きます。
origin =roots , source
さて、質問が始まります。質問は早口で、必ず2回繰り返されます。
先生: Do you know the origin of the flag of your country?
Do you know the origin of the flag of your country?
(あなたの国の国旗の由来を知っていますか?)
生徒① :No, I don`t know the origin of the flag of my country.
生徒② :No, I don`t know the origin of the flag of my country.
生徒③ : Yes, I know the origin of the flag of our country.
先生: では、前に出てホワイトボードに国旗を書いて説明して下さい。
こうして、韓国人の生徒さんが韓国の国旗の絵を描いて、説明してくれました。
生徒さんの説明によると、 韓国の国旗の真ん中の丸の赤い部分は 太陽を、青い部分は月を意味しているそうです。
そして、その周りにある4つの記号のようなものは、「空」「大地」「火」「金(ゴールド)」を意味しているのだとか。
韓国人生徒さんから、韓国の国旗の由来を直接レクチャーしてもらえるのは面白かったです!
カランの仕上げは「ディクテーション」。
ディクテーションとは、英語の音声を聞いて、聞こえた内容をそのまま書きとる練習です。
①テキストにある長い文章をノートに写し取る
②制限時間内で、その文章をできるだけ暗記する(①と②を合わせて5分間)
③先ほどの文章を先生が音読するので、音を聞き取ってノートに正確に書きとる。
上記のような手順を踏みます。
その時、独特のルールがあります。
先生が、” semi-colon” と言ったら、;(セミコロン)を書く。
先生が、”colon” と言ったら、 ,(コロン)を打つ。
先生が、”full-stop” と言ったら、. (ピリオド)を書く。
この時も、先生の読み上げるスピードは速いのですが、文章全体を3回くらい読んでくれます。
その後、隣の人とノートを交換して答え合わせをします。
大体書きとれたものの、やはり一部聞き取れなかったり間違って書いている箇所がありました。
◆カランメソッドの授業を受けた感想◆
「カランメソッド=母国語を介さず、英語だけでスピーディーに質疑応答をする」という説明を読んだことがあり、単なる「オウム返し」のような、機械的で形式的なレッスンを想像していました。
しかし実際のレッスンでは、自分の意見を求められたり、クラスメイトとのやりとりもあってとても楽しい授業でした。
クラスの雰囲気もとてもよかったです
ELSAのお食事について
さて、授業の様子をまとめてご紹介しましたが、実際は途中にランチ休憩をはさみます。
それでは、ELSAのお食事をチェックしてみましょう!
ランチ編
ELSAのランチタイムは12:00~13:00までです。
上の写真は、お昼時のカフェテリアの様子です。丸テーブルやシャンデリアが、ホテルのような雰囲気です。
カフェテリアでトレーを持って列に並ぶと、キッチンスタッフが盛り付けてくれます。
右上の写真は、食べ物を無駄にしないよう呼びかけるポスターです。
以前は台湾人生徒さんの食べ残しがとても多かったそうですが、このポスターを置いてから食べ残しが劇的に減ったそうです。
ショッキングな写真ですが、食べ物の大切さを教えることは大事ですね。
こちらが当日のランチです。
・スパゲッティミートソース
・鶏の唐揚げ(塩味)
・野菜炒め
唐揚げとスパゲッティが美味しかったです!
スパゲッティは甘めのフィリピン風ミートソースですが、大人でも美味しくいただけました♪
鶏のから揚げはサックリと揚がっていて、シンプルな塩味が日本人の好みにぴったりです。
夕食編
午後の授業が終わったら、お待ちかねのディナータイム♪
ELSAの夕食はけっこう早目で、17:00~18:00までです。
ランチと同様に、カフェテリアに行って列に並びます。
当日の夕食はこちら。
・ご飯
・味噌汁
・豚肉と白菜のキムチ炒め
・野菜炒め
・(デザート)フルーツのクリーム和え
ディナーもおいしかったです。味噌汁は韓国風の味噌を使っています。
豚肉と野菜のキムチ炒めは、けっこう辛いです!
辛いのが苦手な方や子供向けに、辛くない別のおかずも用意されているので、好みによって選ぶこともできます。
写真の左手前は「フルーツのクリーム和え」ですが、ぱっと見た感じでクリームシチューのような「おかず」だと勘違いして、思いっ切り白ご飯の横に盛り付けてもらいました…(失敗)
でも、このデザートがとっても美味しくて私の好みでした!
ELSAのお部屋をチェック!
夕食が終わったら、自由時間です♪ ELSAのお部屋をチェックしましょう!
…とその前に、ELSAの簡単な地図をご覧下さい。
中央の一番大きな建物が、教室やカフェテリアのあるメインビルディングです。
そして、メインビルディングとプールを囲むように、「離れ」のように寮が点在しています。
右下の写真が、今回私が宿泊させていただいたお部屋のある棟です。
ベッド
今回は、1~3人部屋として使われているお部屋に泊まらせていただきました。
光が差し込む明るい室内は、白木、白、パステルカラーの色合いがペンションのような寛いだ雰囲気。
シングルベッドが3台、程よく間隔を空けて並んでいます。
マットレスはやわらかいタイプで厚みはそれほどないのですが、寝心地がよかったです。
ベッドシーツやブランケット、ピローケースも清潔そのもの。とてもぐっすりと眠ることができました!
それから、ベッド下に広いスペースが空いています。
ここにスーツケースを収めることができるので、スーツケースが邪魔になるのも防げます。
勉強机&イス
勉強机は十分な大きさです。壁に沿って3つ並んでいます。
椅子はフィリピンでよくあるプラスチック製ですが、これが意外に座り心地が良いのです。
エアコン・冷蔵庫
エアコンは、 左の画像の上部に見えています。
日本と同じようなタイプですので、性能も良いです。
冷蔵庫は勉強机よりも少し背が高いくらいの中型サイズ。
冷凍庫が一体になっているのでアイスクリームは溶ける心配がありますが、冷蔵庫の大きさとしては良い感じです。
キッチンや流し台はありません。
収納・クローゼット
収納家具としては、ベッドの隣に背の高いカラーボックスが1人1台あります。
縦に4段に分かれているので、教科書やタオル、日用品などの収納に役立ちそうです。
この棚のほかには、クローゼットもあります。
画像中央はクローゼットの扉を開けた状態で、右の画像が扉を開けたところ。
このクローゼットは3人で1台なので、上・中・下段を1人ずつ割り当てると良いですね。
トイレ・シャワー
他校と同様に、トイレに使用済のトイレットペーパーを流してはいけませんが、水流はスムーズです。
洗面台の上には鏡があります。床のタイルの色が黒いためか、寝室部分に比べるとやや暗めです。
壁際に沿ってシャンプーなどを置けるスチール製の棚があります。
トイレの流れは問題ナシでしたが、シャワーの水圧はかなり弱いです。
花に水やりをするための「じょうろ」くらいの水圧…。 ELSAの唯一のウィークポイントですね。
それから、一度シャワーブースの床が濡れると、なかなか乾きません。ビーチサンダルは必須です。(換気窓はあります)
しかし、「このお部屋にもう一度泊まりたいか?」と問われれば「YES‼」です。
総合的に見て、素敵な学校&素敵なお部屋でしたよ♪
スタッフ松下さんとの一問一答!
ここで再び、学校スタッフ松下さんとのインタビューに戻ります。
(Q= 澤田、 A=松下さん)
講師の採用ポリシーは、「経験」よりも「熟練」‼
Q)
講師を採用する際には、どのように選考しておられますか。
A)
最低基準として、大卒で教育学部またはnursing(看護学部)を専攻していることが条件となります。
採用選考においては、私が面接して志望者の英語力をチェックします。
私はオーストラリアに6年、ニュージーランドに2年の在住経験があり、通訳の仕事の経験もあります。
Q)
長く海外にいらっしゃったのですね! 英語が流暢な日本人に面接されると、緊張しそうです。
A)
それから、講師を採用する際には、講師歴の長さよりもデモレッスンの内容を重視しています。
当校が欲しい人材は、「Experience(経験)よりもExpert(熟達している人)」です。
デモレッスンでは、必ず文法のクラスをやってもらいます。
Q)
スピーキングを教えるのは得意でも、文法の説明は苦手な人はいますからね。
A)
はい。いい講師かどうかは、文法の授業をさせると分かります。
当校の校長(韓国人)は英語があまり話せないので、校長が「英語初級者の生徒」の役になって、初心者の視点から質問してもらいます。
Q)
初心者の生徒さんに対して、分かりやすく説明することができるか試すのですね。
今日は実際に授業を受けさせていただき、講師の質が良いので驚きました。
通勤に便利な場所ではないのに良い先生が揃っていますね。
A)
実は、この立地が逆に強みになっています。
当校の講師陣は、ほとんどが近隣に住んでいます。
また、周りには学校があまりないので、講師が他校に転職してしまうリスクも小さいんですよ。
Q)
採用後の講師トレーニングはどのようにしていらっしゃいますか。
A)
講師の空き時間には、いつもトレーニングを受けさせています。トレーニングは3か月で1クールです。
講師歴が長くなると、経験を仕事に活かしてより成長する人がいる一方で、経験のせいで怠けてしまうという人もいますから、注意が必要です。
当校では、やる気のある人をより成長させるよう努めています。
アットホームなELSAは、いわば「ELSA村」!
Q)
ELSAはどんな人に合う学校だと思いますか?
A)
親子留学に力を入れていて、ベビーシッターサービスもありますから、親子留学に適しています。
子ども好きなシニアの方にもぴったりだと思います。
Q)
定年退職した後に、こんなリゾート感覚の環境で留学できたら理想的ですね。
A)
それから、質の高い講師をそろえていますから英語の「超ド初心者」の方でも安心してきてほしいですね。
Q)
文法の授業もとても分かりやすい説明だったので、頼もしいですね。
「超ド初心者」となると、学習面や生活面など、色んな方向からのサポートが求められますね。
A)
はい。英語の勉強法や、オーストラリアに関すること、将来海外で働きたい方などは、私がご相談に乗ります。
また、学校スタッフには、自分の出身国以外の生徒様も積極的にサポートするよう、教育を強化しています。
Q)
最後に、これから留学を考えている人へのメッセージをお願いします。
A)
ELSAは学校というより、ひとつの村のような感じです。
「ELSA村」では、みんなが声をかけてくれるので、一人でも寂しくなりませんよ。
Q)
これまでは親子留学のお客様をメインにご紹介していましたが、私くらいの年齢(30代~40代)にもしっくりくる学校ですね。
A)
そうですね。
自然が好きな20代後半くらいの方にも好評ですよ。
ぜひ、皆さんにELSAの魅力を知っていただきたいです!
取材を終えて
学校スタッフの松下さんがおっしゃるとおり、ELSAという学校自体がまるで一つの村のようでした。
豊かな自然に囲まれたリラックスした環境と、選りすぐりの講師陣!
そして、スタッフ松下さんのホスピタリティ溢れる対応も素晴らしかったです。
セブの市街地から遠く離れた場所に、こんな素敵な学校があることを、多くの方に知っていただきたいです!
ELSAについてもっと知りたい!という方は、ファーストイングリッシュのお問い合わせフォームから、どうぞお気軽にお問い合わせくださいませ。