フィリピン留学に来たら必ず見かけるカラフルなバス・ジプニー。
乗ってみたいけれど、たくさんあってどうやって乗ればいいか、どれに乗ればいいかわからない、危ないのではないかという疑問がある方も多い乗物です。
今回はそんな方のためにジプニーについて徹底解剖いたします。ぜひこの記事を参考にジプニーでセブ市内を駆け回ってください!
Contents
1.ジプニーってなに?
フィリピンのバス
ジプニーとは、フィリピン全土でみられる乗合バスです。多くが小型貨物自動車からの改造で造られる所が日本のバスとは違った特徴です。もちろん日本のような企業が運営しているバスではなく、個人バスが中心です。
ジプニーの歴史ですが、もともとは第二次世界大戦後にフィリピン駐留アメリカ軍払い下げのジープを改造して製作されたのが始まりです。
Jeepと北米で乗合タクシーを意味するJitneyとの合成語としてJeepneyと呼ばれるようになりました。車両のオーナーは各車ごとに独自の派手な塗装やカーアクセサリでデコレーションを競っていて、1台として同じ車両はないと言われています。
フィリピンで一番メジャーな乗り物
フィリピンにはジプニーの他にタクシー、トライシクル、バイクタクシーなど様々な公共交通機関があります。
その中でも、ジプニーはフィリピン人が日常的に使う最もメジャーな乗り物です。それぞれ決められた区間を走っており、タクシーと比べると移動に時間はかかりますが、一区間たった7ペソで移動ができるのです。
※1ペソ約2.2円(2016年10月現在)
(距離や地域によって値段が変わる場合があります)
ただ、ジプニー内はとても狭く、満員になると前の人と膝が当たってしまうほどです。一見満員に見えても、現地人はどんどん乗ってきておしりをねじ入れてくる様は驚きです。
また、人が多く乗るとスリ等の危険性もございますので、ジプニーに乗る際は持ち物に注意しましょう。
ジプニーの乗り方・降り方
ジプニーの乗り方は?
町中で走っているジプニーを拾う場合は、お目当てのジプニーが来たら、日本でタクシーを止める時と同じように手を上げれば停まってくれます。
また、アヤラモールやSMモール、パークモールにはジプニーのターミナルがあるので、確実に乗ることが可能です。
各ジプニーには番号と経由地が書かれているので、それを見てお目当てのジプニーを探しましょう。
また、ジプニーの番号と経由地を紹介しているアプリもあるのでぜひ活用してみてください。複雑なセブ市内のジプニーの経路もこれがあればどのジプニーに乗れば良いのか分かりとても便利です。
【Cebu Jeepney Map 】
https://itunes.apple.com/us/app/cebu-jeepney-map/id840827691?mt=8
ジプニーの降り方は?
降りる前に運賃の7ペソを運転手に手渡しで渡しましょう
(支払いは乗車中いつでも可能です)
大きいお金だとお釣りがないこともあるので、なるべく細かいお金を用意して乗りましょう。運賃は隣の人に渡せば、運転手まで届けてくれます。渡す時に英語でいう”Please”の意味の”Palihug(パリホグ)”と言うと良いでしょう。
ジプニーは基本的に自分が降りたい所で降りることが出来ます。降りる際は、 手すりなどを叩いて音を鳴らす か 「停まってください」の意味の”Lugar lang(ルガラン)”と言えば 停まってくれます。
もちろん英語も通じます。
ジプニーのルートをご紹介
マクタンニュータウン⇒セブシティ
マクタン島の留学生はよく使うことになる、代表的なマクタン島からセブシティまでのジプニーのルートをご紹介します。
マクタン島からはセブ本島へ行くジプニーは”パークモール”(マンダウェ市)に行く便のみです。そのため、マクタン島からセブの中心地であるセブシティに行く際は乗り換えが必要です。
まず、マクタン島からは”パークモール”へ行くジプニーを見つけましょう。
「23」「23D」「MI-02B」と書かれたジプニーです。(15ペソ)
そして、パークモールのバスターミナルで目的地を経由するジプニーを探しましょう。例えば、SMモールなら「01K」と書かれたジプニーです。(7ペソ)
セブシティ⇒空港
続いてはセブ島の留学生がマクタン島に行きたい場合に利用するルートをご紹介します。
上述した通り、セブシティとマクタン島をつなぐジプニーはないので、セブシティからマクタン島まで向かう場合も乗り換えが必要です。
まずはマンダウェ市の“パークモール”へ向かい、パークモールからマクタン島へつながるジプニーに乗りましょう。「23」「MI-02B」です。(15ペソ)
セブ・マクタン空港まで行く場合は“マリナモール”で降り、マリナモールの”セーブモア”というスーパーの近くに停まっている空港行きの黄色いジプニーに乗りかえます。始めての方にはわかりづらいと思うのですが、地元の人に空港行きのジプニーを探している趣旨を伝えれば気軽に案内してもらえます。マリナモールから空港までは5分ほどで到着します。(7ペソ)
ジプニーで快適留学ライフ!
いかがでしたでしょうか?
長期留学の場合、毎回タクシーに乗るとかなりの出費となってしまいます。
ジプニーを乗りこなせればセブ市内でもマクタン島内でも安い運賃でどこでも行けてしまいます。しかし、タクシーに比べて危険を伴うこともあります。
高価な物を身につけない、車内では財布や携帯を出さないなど、最低限のことは気をつけてください。はじめは1人で乗らずに友達や現地のフィリピン人(先生など)と一緒に乗ることをおススメいたします。
安全に気をつけつつ、ぜひジプニーを活用してセブライフを楽しんでください!