新型コロナウイルスによる影響が世界中で続く中、フィリピンでも語学学校が臨時休校となっています。
気になるフィリピンの現状は?
いつになればフィリピン留学が再開できるの?
新型コロナウイルスに関するフィリピンの最新情報をお届けします。
Contents
フィリピンの語学学校は現在も休校中
新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、フィリピン政府の方針で3月半ばに語学学校が臨時休校となりました。
現在も休講は継続しています。
留学生は帰国済、臨時休校は継続中
休校決定を受けて、語学学校では留学生達を急遽帰国させるとともに、すでに留学を申し込んでいた人を含めすべての生徒様の受け入れをストップしています。
語学学校では3月の時点では5月~6月くらいの授業再開を目指していましたが、現在も新型コロナウイルスの感染がおさまっていないため7月27日現在も休校が続いています。
この休校措置はセブやバギオ、マニラなどフィリピンの各地で共通しています。
オンライン英会話をはじめる語学学校も!
留学生の受け入れがなかなかできない中、各語学学校では知恵をしぼっています。
通常どおりの留学サービスが提供できない代わりにオンライン英会話レッスンの提供を始める語学学校も増えていますよ。
フィリピン国内の現状について
フィリピンの新聞Sunstarの記事では、国内の新型コロナウイルス感染者(累計)は、で74,390人と報告されています。
(2020年7月23日)
状況に応じた4段階の制限措置
感染拡大を食い止めるため、フィリピン政府は1~4段階までの措置を設けて地域の状況に応じて適用されています。
語学学校が多く集まるセブシティでは、4段階のうち最も厳しいECQ(Enhanced Community Quarantine=強化されたコミュニティ隔離による防疫)に一部修正を加えたMECQ(Modified Enhanced Community Quarantine)が適用されています。
一方、セブ島のマンダウエ市と、空港のあるマクタン島ラプラプ市においては、2番目に厳しいGCQ(General Community Quarantine=一般的なコミュニティ隔離による防疫)となっています。
GCQのもとでは、21歳から59歳までの人は外出できます。セブシティのMECQに比べると緩やかではありますが、制限が緩和されると感染者も増えるという課題は日本と共通しています。
学校再開に必要な条件は?
では、どのような状態になればフィリピン留学が再び可能になるのでしょうか?
語学学校の営業再開に必要な条件をみてみましょう。
条件① フィリピン~日本間でフライトが再開される
現在、日本とフィリピンを自由に行き来することはできません。
まず、航空各社で日本~マニラ、日本~セブなどへのフライトが再開されるまでは、留学目的でフィリピンに渡航することは叶いません。
条件② 日本人に対するVISA発給の再開
VISAの発給も必須条件です。
平常時であれば、日本国籍を持つ人は観光目的でもVISAなしでフィリピンに渡航可能で、フィリピンに30日間滞在できます。
しかし現在はフィリピン政府が日本人の渡航受け入れを停止しており、日本政府もフィリピンへの渡航を制限しています。
また、フィリピンの語学学校に留学するための滞在許可証(SSP)の発給も再開していないのが現状です。
条件③ 外国人に対する14日間の隔離措置の解除
フィリピンでは、外国人に対して14日間の隔離措置を行っております。
この措置が解除されるまでは留学生の受け入れは現実的ではありません。
いつになれば、フィリピンに留学できる?
それでは、いつになればフィリピンに留学できるのでしょうか?
残念ながら、現時点では明確な時期はわかりません。
再開の時期は、今のところ未定
各語学学校では3月当初は再開の時期を5月~6月頃としていましたが、今後の具体的な見通しが立たない状態が続いています。
語学学校の再開予定時期はたびたびに延期されており、学校によっては再開は2021年1月を目指すと発表しています。
フィリピンの語学学校が営業を再開するためには、これまでにご説明した3つの条件がそろうことが最低条件ですが、実際に留学生を受け入れるとなると、語学学校のある地域である程度コロナの感染がおちつくことも必要でしょう。
感染者を増やさないための取り組み
現在セブでは、警察が各家庭をまわってコロナウイルスの陽性者を隔離施設に移したり、町中の店舗でもマスクをしていない人の入店を断るなどして、感染を抑え込むことに努めています。
まとめ
お伝えしましたように、フィリピンでは現在も新型コロナウイルスの感染予防のためさまざまな制限があり、語学学校がいつになれば再開できるのか、具体的な時期についての見通しは立っていません。
感染者数をおさえつつ、留学生の受け入れも含めた日常生活を取り戻すことには課題も多いですが、ファーストイングリッシュでは今後も現地の状況を注視しながら情報提供につとめてまいります。