フィリピン留学とアメリカ留学を徹底比較!

留学といえば欧米やアメリカをイメージされる方も多いかと思います。 でも最近では、フィリピンが留学先として大人気です!

そこでフィリピン留学とアメリカ留学の経験のある筆者が、自身の体験を元にそれぞれの特徴をご説明します。 留学先で悩まれている方は必見です!

費用・長所短所・安全面などなど、自分の求める留学と比べて一緒に留学をイメージしていきましょう。

フィリピン留学の特徴とは?

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フィリピン留学の魅力

 

今流行りのフィリピン留学ですが、ほかの留学とは違うフィリピンだけの魅力がいくつがございます。

まず一つはマンツーマンレッスンが比較的簡単に受けられるという点。マンツーマンというのは生徒と先生が1対1で行われるクラスを言います。

1対1ですので、生徒が分からないところを先生に“すぐ”その場で質問でき適切な回答をもらうことで何もしない時間が無くなるためクラスの時間をすべて集中できるため密度の濃い勉強が可能になります。

基本的に日本人は内向的な方であまり発言をしない生徒さんが多いので、グループクラスをメインに特化している学校よりもマンツーマンレッスンを多数のコマ受けられるフィリピンに留学される方が大勢いらっしゃいます。

そしてなんといっても価格が魅力的です。フィリピン留学にかかる費用はアメリカに留学するよりもおよそ1/3と言われており、お金をあまりかけられない方でもお手頃に留学をできるのでおすすめです。

 

マンツーマンレッスンが簡単に受けられる理由

皆さんがセブ島を検討している一つのポイントとしては、マンツーマンレッスンが受けられるとこではないでしょうか?

フィリピンでは一日の授業リストに平均4コマ以上のマンツーマンレッスンが入っていますが、一般的にマンツーマンレッスンをほかの国で実施されているところは少ないですよね。

ではなぜそのようなことが可能なのでしょうか?

 

フィリピンの人件費がどのくらいかご存知でしょうか?

ちなみに現在2019年日本(東京)の最低賃金は1時間985円です。アメリカ合衆国、僕の留学していたワシントン州の現在の最低賃金は1時間15ドル(1600円 注:2019年 7月計算)。

フィリピン(セブ島)の最低賃金は日給しか確認できませんでしたが、日給なんと366ペソ(770円 注:上記と同じ)になります。

つまりフィリピン人がセブで仮に8時間働いたとすると時給およそ90~100円になります。

もう皆さんもお分かりかもしれませんが、この人件費の安さがセブ島でのマンツーマンレッスンを可能にしているわけです。

滞在場所・通学時間

フィリピン留学は基本的に学校敷地内にあるになります。1人部屋から多いところだと6人部屋まであり、シェア人数が多くなるほど値段が安くなります。

ですがトイレやシャワーが1つしか設置されていないので人数が多いと不便です。そして寮はあまり綺麗とは言えません。

週に数回ハウスクリーナーがいますが、やはり南国とだけあって虫が多く普通に部屋に入ってきます。ですがクラスに行くのに部屋から5分以内で行けるのでお昼休みなどに戻って仮眠をとることも可能です。

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フィリピン人の英語力

率直に言うとフィリピン人の英語は日本人にとって理解しやすいアクセントです。完璧なネイティブアクセントではなくフィリピン人独特のアクセントはありますが非常に聞き取りやすいです。

そして語学学校の先生たちはみなプロの方なので、日本人がどの発音に弱いのか知っており、生徒に対して特定の発音が理解できなかった場合、そこのピンポイントのみを強調して発音してくれるので、ちゃんとした音をしっかり聞くことができ、自分で修正すべき発音がすぐに分かります。

さらに2013年のビジネス英語力にフィリピン人が第1位になっています。こうした理由でフィリピン人の英語は日本人にとって得に悪影響がないことが分かります。

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フィリピン留学のご飯

フィリピンとアメリカのご飯は大きく違います。フィリピンの学校は比較的どの資本の国によって出てくるご飯が変わる傾向にあります。

例えばある学校が韓国資本の場合は韓国料理がかなりの頻度で出てくるので辛いのが苦手な人は要注意です。

逆に日本資本の学校であると日本人の舌に合った料理がでてきます。日本のご飯カレーライスやどんぶり系などが出るので日本人にはうれしいです。

そしてフィリピン人はお米をよく食べるので、フィリピンに滞在中お米が恋しくなることはまずないです。

 

フィリピン留学に必要な費用

 

航空券往復(東京→セブ島) ¥42,000(直行便最安値 注:時期によってズレあり)
学校入学金 ¥10,000~20,000
授業料 ¥110,000~140,000
滞在費(学校寮2人部屋の場合) およそ¥40,000
海外旅行保険 およそ¥15,000
娯楽費 ¥5,000~30,000

 

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アメリカ留学の特徴は?

アメリカ留学の魅力

生のネイティブの英語を聞いて勉強したいという夢が叶うのがアメリカ留学です。実際アメリカにはたくさんの国の人たちがいて、いろんなアクセントで英語を喋ります。

中にはインターナショナルの生徒でもネイティブに近い英語を話す方もいます。いろんなアクセントに慣れておくのも将来役立つのでかなりいい練習になります。

そしていろんな国の人に会えるので自分の英語の勉強にいい刺激を与えてくれるのでモチベーションが上がります。

 

アメリカ留学の真実

これは留学生全員に当たることなのですが、海外に留学すれば必ず英語が流ちょうに話せるようになると思っている学生さんがたくさんいます。

実はこれは間違いです。英語というのはただのコミュニケーションツールでしかなく、どれだけ長く英語に触れているかで今後の英語力が決まっていきます。

特にどこの国でもそうですが、都会に行けば行くほど日本人留学生は増えていきます。そこで日本人だけで日本語を使って話していると英語なんて伸びません。

特にアメリカは日本から遠く、時差もあり、周りが外国人だらけでホームシックにかかりやすいことは分かっていますが、日本人と仲良くするために多額のお金をかけて海外に行くのではありません。

そしてアメリカ人の話す英語はめちゃくちゃ早いです。スラングも飛び交っていますが、その中に入っていけば英語力は自然に伸びていきます。

 

 

滞在場所・通学時間

アメリカは、学校寮シェアハウスホームステイの3つがメインで、新入生の留学生は最初のセメスターは寮に入りがちです。

アメリカの学校寮はかなり広く、しかも綺麗なので清潔さでいうとアメリカの方が圧倒的にいいです。

ですが学校寮は比較的値段が高く設定されており、学校生活に慣れるとみんなシェアハウスやホームステイに移っていきます。学生寮から学校まで通学時間は5分以内です。

シェアハウスとホームステイは場所によって値段と通学時間がバラバラで、遠いところだと車で30分、バスで1時間を超えるのもざらにあります。

ホームステイはご飯付きのオプションがあるのでご飯を作るのが面倒くさい人にはかなりいいと思います。

 

アメリカ留学のご飯

アメリカの主食はジャガイモやお肉です。レストランに行くとお米を置くスペースによくふかしたポテトが置かれています。

アメリカの食堂などもハンバーガーなどがメインでお米を食べられるとことが少ないです。

ですがアメリカはシェアハウスができるのでスーパーでお米を買って自分で炊いて食べることもできます。

アメリカ留学に必要な費用

航空券往復(東京→ニューヨーク) ¥130,000(直行便最安値 注:時期によってズレあり)
学校入学金 ¥10,000~20,000
授業料 ¥110,000~140,000
滞在費(ホームステイの3食込み) ¥85,000~140,000
海外旅行保険 およそ¥15,000
娯楽費 ¥20,000~50,000

 

フィリピン留学 お金

フィリピン留学とアメリカ留学の大きな違いは?

 それぞれ2つの国への留学には違いがあります。まずはコスト。上で詳しく説明しているのでもう一度見てみてください。

そして治安です。フィリピンとアメリカはどちらも日本と比べると治安が悪いです。フィリピンは寮が学校内なのでクラスが夜遅くに終わっても学校から出る機会がないので比較的安全です。

学校の門にはガードマン(セキュリティー)がいるので部外者は入ってこれないようになっています。アメリカになると滞在場所が、学校寮を除いて、学校から遠い場所に位置するので登校や帰るときなどは細心の注意が必要です。

特にアメリカでは薬や銃などが普通なので危ない人がたくさんいます。

フィリピン留学とアメリカ留学のメリットとデメリット

フィリピン留学メリット

・フィリピン留学におけるメリットは物価の安さ。アメリカに半年間留学する費用で、フィリピンに1年または1年以上留学することができます。

 

そして英語の勉強にずっと浸れる点。フィリピン留学はマンツーマンもそうですが、比較的に少人数のクラス設定がされています。

仮にグループクラスでも生徒が多くても6人ほどで構成されるので半強制的に喋らないといけない環境が作られるので常に英語脳になります。

 

最後に、英語初心者の方はフィリピン留学に向いています。理由としては、何度も出てきているマンツーマンレッスン。

1対1の個別で指導される形になるので、英語が分からなくて授業に置いていかれるという最悪な状況になることがありません。

そしてグループクラスもきちんとレベル分けされており、さらに少人数なので分からない問題を先生に質問する緊張が薄れると思います。

フィリピン留学デメリット

フィリピン留学のデメリットは衛生面です。まず一つに水道水が飲めないのでスーパーで買うか、学校に設置されているウォーターサーバーで水分補給するしかありません。

そして外食する場合も注意が必要で、たまに氷が入ったお水を店員さんが持ってきてくれるのですが、その氷が水道水の水を凍らせた場合があるので100%レストランでも安全ではないです。

アメリカ留学メリット

・アメリカ留学におけるメリットはアメリカ人の英語の使いまわしを覚えられる。クラスでも外でも常にアメリカ人がそばに居て、英語を話しているのでフレーズが盗み放題です。

発音も勿論アメリカアクセントなので真似をすればアメリカアクセントに近づきます。一部の勉強方法ですが外にでて外部の声を聴いてみるのも英語が伸びるステップになります。

 

アメリカ留学デメリット

アメリカ留学のデメリットは物価が高いことです。大体すべて日本の1.5倍はすると考えていいです。しかも都心に行けばいくほどまた高くなっていきます。

僕が留学していた州のレストランではお昼ご飯が1,500円でそこから税とチップ代が上乗せされるので、優に2000円を超えます。

お水も200~300円とするので金銭感覚が狂います。

 

 

フィリピン留学・アメリカ留学はこんな人にお勧め

フィリピン留学

 今までフィリピンとアメリカの双方をいろんな視点から見てきました。まず初めにフィリピンのほうをまとめると、留学にかかる費用がアメリカに比べて比較的安い。

一日にマンツーマンレッスンを複数コマ受講できる。アメリカ英語ではないがフィリピン人の英語力でも日本人には問題がない。

お米が学食でも食べることが可能だったり、味も学校によっては美味しく召し上がることができます。部屋からクラスまで徒歩5分もかからないので夜遅くまで勉強ができる。

 

初心者から中級者のかたが一番お勧め。

英語が分からない状態で留学すると英語が伸びないと思われがちですが、マンツーマンまたは、少人数のクラスでは半強制的に英語を使わされるのでぼーっとしている時間が無くなり嫌でも英語が伸びます。

 

 

アメリカ留学

アメリカ留学は少し費用が高くなるものの生のアメリカ英語で勉強することができるので発音がよりネイティブに近づく。

ご飯は学食だとあまりお米を期待しない程度がよく、お米が無いと無理な人はシェアハウスやホームステイなどに住むのがベター。

滞在先も寮のみではなく3つのオプションから選べ柔軟性がある。

 

アメリカは中上級者から上級者の方にお勧め。アメリカはフィリピンと違い、基本的に先生1人、生徒10人以上というクラスの形になっています。

自分の英語に少しは自信があり、内向的にならずにクラスのプレゼンテーションなどをこなすと先生からの評価も貰え、個々の英語能力が飛躍に上がっていきます。

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