フィリピン留学に行く準備で欠かせないのが「航空券の手配」ですよね。
この記事を読まれている方の中には、海外渡航の経験が少なく、航空券の手配に不安のある方もいらっしゃるかと思います。
航空券は留学エージェントに依頼したり、旅行代理店の利用、ご自身でインターネットで手配する等、手配方法は多数ございます。
そこでこの記事では「フィリピン留学で必要な2つの航空券」と題して、フィリピンに渡航するために必須の「往路と復路」の二つの航空券を手配する際の注意点や知っておきたいことをまとめました。
それでは、早速見ていきましょう!
復路の航空券がないと、フィリピンに入国できない!
片道の航空券だけ手配しても、フィリピンに入国できないことをご存知でしょうか?
これは、フィリピン留学の場合に限らず、観光や出張などの目的でフィリピンを訪れる場合にも共通のルールです。
フィリピン行きの航空券だけでなく、フィリピンを出国するチケットも、あらかじめ日本で手配しておく必要があるのです。
「フィリピンを出国するチケット」ですから、行先は日本でなくても構いません。
ただし、セブ⇒マニラ行きのチケットなどの「フィリピン国内を移動するだけのチケット」は出国する証明にならないので、注意が必要です。例えば、フィリピン留学の期間を現地で延長するかもしれない方などは、帰りのフライトは現地で手配したいとお考えかもしれませんが、その場合は「帰国の日付をあとから変更できるチケット」を購入なさってください。
理由にかかわらず、復路のチケットがない状態ではフィリピンに渡航できませんので、くれぐれもご注意くださいね!
航空券を手配するタイミングは?
これまでに、ご自分で海外行きの航空券の手配をしたことのない人にとっては、フライトの手配は「良く分からない、難しそう」という印象があるかもしれません。
その不安ゆえに、チケットの手配はいずれそのうち…と後回しにしていませんか?
フィリピン留学のための航空券は「留学の日程が決定して、学校のお部屋が確保できたら即座に手配する」ことをおすすめします!
なぜなら、直前になればなるほど航空券の料金は割高になり、無駄にお金がかかってしまうからです。
この理由は航空会社側の都合ではありますが、需要と供給のバランスで、フライトの座席数が残り少なくなるほと料金が高くなるシステムだからです。
なかでも、フィリピン留学に行く方が最も多い夏休み期間は、フライトの手配をより急ぐ必要があります。
後で手配すれば大丈夫!と思っていたら、エコノミークラスが満席になって高価なビジネスクラスの席しか空きがないということも、実際にあるのです。
また手配が不安な方は、旅行代理店や留学エージェントに手配を依頼しましょう。
基本的にはインターネットで手配するよりも若干割高となってしまいますが、手配ミス等がなく安心です。
留学の日程が決まり寮のお部屋を確保できたら、すぐさまチケットを予約してしまいましょう。
おすすめの航空会社は?
フィリピンへの航空券は、フィリピン航空やセブパシフィック航空等、複数の航空会社がございます。
どこの会社を選べば良いのかわからない・・・なんて方も多いのではないでしょうか。
そこで次に「おすすめの航空会社」を見て行きましょう。
おすすめは「フィリピン航空」!
まず、「乗り換えはめんどくさい、直行便で行きたい!」という方には、フィリピン航空、セブパシフィック航空をおすすめします。
2020年4月現在、フィリピン航空の日本からセブへの直行便は「成田空港」「関西国際空港」「中部国際空港」の3つの空港から出ています。
フィリピン航空は日本人にとっては馴染みが薄い会社ですが、フィリピンを発着する路線ではやはりナンバーワンです!
ちなみにセブパシフィック航空もフィリピンの航空会社ですが、こちらはLCC(格安航空会社)です。フライト費用を安く上げたい方にはおすすめです。
※「バニラエア」の成田~セブ便は、2018年10月で廃止されました。
経由便なら「大韓航空」もおすすめ
例えば、九州にお住まいの方などはセブへの直行便が出ていません。
その場合は、関西国際空港などに飛んで関空~セブ行きの直行便を手配しても良いのですが、直行便は割高です。
そこで、韓国を経由する乗り継ぎもおすすめです!
韓国経由の場合、航空会社としては「大韓航空」がもっともポピュラーです。
「エアプサン」や「ジェジュエア」などのLCCもありますよ。
もちろん、セブへの経由便は韓国以外にもいろいろあります。お住まいの地域によって、台湾、香港など、様々なルートが出ています。
ファーストイングリッシュでも手配可能です
海外への航空券を手配することに対して不安がある方、ご自分での手配は面倒な方は、ファーストイングリッシュにお任せ下さい!
フライトの手配はもちろんご自身でしていただいて構いませんが、ファーストイングリッシュでも提携の旅行会社にてフライトのお見積り・フライト手配が可能です。
もちろん、お見積りだけでもOKですので、お気軽にお問い合わせください。
※LCC(格安航空会社)のお取り扱いはございません
航空券を手配する際の注意点
これまでの説明で、フィリピン留学に行くための航空券について、ある程度の知識は得ていただけたと思います
この章では、いよいよフライトの手配をする際に注意が必要な点について、ご説明いたします。
予約の時、絶対に名前を間違えない
フライトを予約する時は、必ず「パスポートと同じ綴り」を入力をするようにしましょう。
ここを間違えると、最悪の場合「出国できない」という事態に陥りかねません。
例えば、パスポートの名前は「TAKASHI」なのにフライトを「TAKASI」で予約してしまった場合、当日空港に行って本人がパスポートとeチケットを出しても、そのフライト予約は無効になります。
今は、インターネットで簡単に予約が取れる時代です。
だからこそ、より一層注意して予約するようにしましょう。
乗り継ぎは「同じ航空会社」で統一する
LCC全盛の現代では、LCCの安い航空券を組み合わせることで、フライト費用を安く抑えたいという方も多くなりました。
しかし、その際に気を付けていただきたいのが、「バラバラの航空会社で乗り継ぎをしないこと」です。
例えば、日本~韓国はA社のフライト、韓国~セブの間は別のB社のフライトを手配したとします。
もしもA社の「日本~韓国便」が大幅に遅延したせいで、そのあとのB社の飛行機に間に合わなかったとしても、A社もB社も責任を取ってくれないのです。
そうなると、乗り継ぎ空港で改めて「韓国~セブ行き」のフライトを手配しなければならず、費用は全額自己負担になってしまいます。
その点、乗り継ぎ便を1つの航空会社に統一していれば、遅延で乗り遅れた場合には代替便のチケットを手配してもらうことができます。
乗り継ぎ時間は「最低でも2時間以上」確保する
経由便のフライトを手配する場合、とても大事なのが「十分な乗り継ぎ時間を確保する」ことです。
乗り継ぎの際にも手荷物のチェックなどで時間がかかるため、最低でも「2時間以上」の乗り継ぎ時間を確保できる乗り継ぎ便を選びましょう。
「2時間には足りないけど、なんとかなるはず!」とタカをくくっていると、現実には間に合わないこともあります。
1つ目のフライトが遅延することや、利用したことのない空港で勝手が分からず時間をロスした場合なども考慮に入れて、余裕のあるスケジュールでフライトを手配しましょう。
2時間の乗り継ぎ時間が確保できない場合は、念のため2つ目のフライトの時刻を遅らせことをおすすめします。
マニラ乗り継ぎで気を付けたい2つのこと
セブ行きの直行便がない場合、マニラでの乗り継ぎも選択肢としてあります。
しかし、マニラでの乗り継ぎでは気を付けるべき点が2つあります。
◆ターミナル移動の可能性がある
例えば、ANAなどでマニラ乗り継ぎのフライトを手配すると、「マニラ空港に到着時のターミナル」と、「マニラからセブ行きの便が出発するターミナル」が異なります。
その場合は、マニラで飛行機を降りたら別のターミナルに移動する必要があります。
マニラ空港ではターミナルの間がけっこう離れた場所にあるため、車で移動する必要があります。
ターミナル間を移動する無料のシャトルバスはなかなか来ないこともありますので、結局はタクシー移動ということもあり得ます。
マニラ乗り継ぎでターミナル移動がある場合、乗り継ぎ時間は「3時間以上」あることが望ましいです。
なお、フィリピン航空の場合はマニラ乗り継ぎでもターミナル移動は不要です。
いずれにしても、手配の際にターミナルの番号を必ず確認しましょう。
◆スーツケースの預け替えが必要
日本から海外に行く場合、たとえ飛行機を乗り継ぐとしても、日本の空港で預けたスーツケースは目的地に着くまで預けっぱなしのことが多いと思います。
ところが、フィリピンのマニラ空港で飛行機を乗り継ぐ場合は、そうでない場合が多いのです。
マニラ空港に到着したら、ターンテーブルから自分のスーツケースを受け取って、新たに預け替える必要があります。
このことを知らずにいると、いつまでも荷物がターンテーブルの上に残ってしまい、紛失や盗難などの恐れがあります。
荷物の預け替えが必要かどうかは、利用する航空会社やチケットの種類によっても異なりますので、日本の空港でチェックインする際に「マニラ空港ではスーツケースの預け替えが必要ですか?」と確認して下さい。
eチケットは必ず印刷してから出発する
これも注意が必要です。
インターネットでフライトを予約すると、予約した航空会社(または旅行会社)からのメールに「e-チケット」という形でフライトの予約明細が添付されてくるのが一般的です。
出発当日に、この画面を航空会社のカウンターで呈示すればいいかというと、そうでない場合が多いのです。
メールで受け取ったeチケットは、プリントアウトしたものを持参するのが基本と心得ましょう。
航空会社のカウンターで、添付ファイルを表示するまでに手間取ると、列に並ぶ他の乗客にも迷惑がかかってしまいます。
あるいはその作業に集中している間、スリや置き引きの犯人に狙われてしまうリスクも大きくなります。
また、出発の当日にスマートフォンをうっかり電車の中に置き忘れてしまったり、携帯電話の充電が切れたり、あるいはeチケットが添付されたメールを誤って削除してしまった!という事態だってあり得ます。
ちょっと面倒ではありますが、「eチケットはあらかじめ印刷しておく」ことを徹底しましょう!
キャンセルの可能性もある場合は、キャンセル可能かどうかも調べておく
お仕事の都合や学校スケジュールの変更などで、留学そのものをキャンセルしたり、日程を変更したりする可能性がある方もいらっしゃることでしょう。
そのような方は、フライト手配の前に「航空券のキャンセル・変更が可能か」を必ず確認するようにしてください。
とくに、格安航空券やLCC(格安航空会社)のチケットの場合は、「変更できないから安い」という仕組みになっていることも珍しくありません。
せっかく安く手配できたのに、キャンセルや変更ができず無駄になってしまった…ということの無いよう、総合的に判断してフライトを選んで下さい。
LCCは荷物の制限が厳しい!
LCC(格安航空会社)を利用する場合、もうひとつ注意したいのが「荷物の個数・重量制限」です。
例えば、成田~セブ間のフライトの場合、フィリピン航空の公式ホームページで手配すると預けることのできる荷物(スーツケースなど)は「3辺の合計が158センチ、23kg以下のもの」を「2つまで」であるのが一般的です。
しかしLCCになると、預けられるスーツケースの重さは「15kgまで」かつ「1つのみ」など、航空会社によっては条件がかなり厳しくなります。
出発当日に空港のカウンターで重量オーバーになると、1kgあたり2,000円も取られることもあります。
LCCを利用するなら、自分が手配しようとしている航空券では何キロまでの荷物を預けられるのか、必ず確認しましょう。
オーバーすることが分かっていれば、予約の際にオプションで荷物の重量を増やしてもらうこともできます。追加料金はかかりますが、当日になって重量オーバーした分を支払うよりも大分安くなるはずです。
まとめ
フィリピン留学の際の航空券の取得についてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
フィリピン留学の際には、出来る限り事前に予測できる範囲のトラブルを減らし、留学中の勉強に集中したいですよね。
そのために、事前に細心の注意を持って準備をし、スムーズに現地まで足を運べるようにしましょう!